*************************************** * * *       AMD−CQ Ver1.2の作り方       * * * *      (C)JN2AMD  2000.08.12作成    * *         2003.01.13修正    * * * ***************************************  本説明書を熟読の上、製作戴けます様宜しくお願い致します。 (ご注意)  1.部品によっては、方向性がありますので、取り付け方向には十分ご注意下さい。  2.プリント基板は、片面基板ですので半田ごてを長く当て過ぎますと、パターン   が、剥がれることがありますので、短時間で半田付けを行って下さい。   また、半田ごてで、パターンに力を加えますと剥がれることがありますので、   パターンには、力を加えないように十分注意をお願い致します。  3.本基板作成に当たり、無線機や、電源装置、コンピュータその他に支障を   きたしても、弊方では一切責任を追いかねますので、あらかじめご了承ください。 1.組立方法  組立図に基いて、間違いの無い様に、部品を取り付けてください。  錫メッキ線を使用しますので、抵抗や、コンデンサの足を切断した後の物を有効 にご活用ください。  リード線の基板の後ろ側に出る分は、あまり長くしない様に切り取ってください。 (1)ダイオードを取り付けてください。   (向きが有りますので、組立図に従って取り付けてください。)   アノード --|>|-- カソード 帯のある方がカソードです。 (2)ツェナーダイオードを取り付けてください。   (向きが有りますので、組立図に従って取り付けてください。)   アノード --|>|-- カソード 帯のある方がカソードです。 (3)錫メッキ線(ジャンパ線)を取り付けます。   HAMLOG Win,ZLOG Win,VOXを使用したSSTVの場合は、J1の1-2側にジャンパ線を,   取り付けてください。   RS232Cコネクタからの信号を使用したSSTVの場合は、J1の2-3側にジャンパ線を,   取り付けてください。   パソコンのスピーカ出力と接続する場合は、J2は接続しません。   パソコンのラインアウト出力と接続する場合は、J2を取り付けてください。 (4)抵抗を取り付けてください。(向きは有りません)   カラー抵抗の色を確認しながら、抵抗値を間違えないように取り付けてください。 (5)ICソケットを取り付けてください。(使われる方のみ。) (6)コンデンサを取り付けてください。    電解コンデンサには、取り付けの向きが有りますので注意してください。   (セラミックコンデンサ、積層セラミックコンデンサには、向きは有りません。) (7)コイルを取り付けてください。(向きは有りません) (8)半固定抵抗を向きに注意して取り付けてください。 (9)トランジスタを向きに注意して取り付けてください。 +-----+ B:ベース |2SC**| C:コレクタ +-----+ E:エミッタ | | | E C B (10)コネクタを取り付けます。(使われる方のみ)  残りは,あとICのみですが,ここで一息いれて、半田付けが確実に行われているか また部品が合っているか、特に向きのある部品に注意してチェックを行ってください。  次に、テスタで、電源の6.8Vと0Vがショートしていないかチェックしてください。  OKであれば、CON9の1番に0V,2番に8Vを加え,ツェナーダイオードの  両端に約+6.8Vがでているか、チェックして下さい。 (11)OKであれば,ICを取り付けてください。  (向きがありますので注意してください。) 2.コネクタの接続方法 (1)マイクロフォンとの接続方法(コネクタCON1)  機能      コネクタ1 マイクロフォンコネクタ(8ピン)  ・0V      1番ピン  マイクロフォンのマイクグランドへ ・MIC IN  2番ピン  マイクロフォンのマイク出力へ (2)無線機のマイク入力との接続方法(コネクタCON2)  機能      コネクタ2 無線機マイクコネクタ(8ピン)  ・0V      1番ピン  無線機のマイクのマイクグランドへ ・RIG MIC 2番ピン  無線機のマイクのマイク入力へ (3)パソコンのスピーカ出力との接続(コネクタCON3)  機能      コネクタ3 パソコンのスピーカ出力コネクタ(3.5mmステレオジャック)  ・0V      1番ピン  パソコンのスピーカ出力のグランドへ ・SP OUT 2番ピン  パソコンのスピーカ出力のスピーカ出力へ                (RまたはLに接続) (4)パソコンのマイク入力との接続(コネクタCON4)   (HAMLOG、ZLOGでCQマシーンで使用時)  機能      コネクタ3 パソコンのマイク入力コネクタ(3.5mmステレオジャック)  ・0V      1番ピン  パソコンのマイク入力のマイクグランドへ ・PC MICT 2番ピン  パソコンのマイク入力のマイク入力へ(RとLに接続)   (SSTVとして使用時は、無線機のスピーカ出力と接続してください。) (5)パソコンのプリンタポートとの接続(コネクタCON5)   (ZLOG CWインターフェースとして使用時) DOS/V機 機能  プリンタコネクタ(25ピン)  ・1番ピン  0V  18-25番(19-30番) ・2番ピン  STB 1番(1番) ・3番ピン  SLCT IN 36番(17番) 上記プリンタポートのピン番号は,パソコン側のピン番号を示しています。 またカッコ内は、私のプリンタケーブルの場合の36ピンアンフェノールコネクタのピン配置です。 プリンタケーブルでの結線に注意して接続して下さい。 PC98時           機能  プリンタコネクタ(14ピン)  ・コンデンサC16のグランド側     0V   14番(19-30番) ・コンデンサC16のグランドでない側  D0  2番(2番) 上記プリンタポートのピン番号は,パソコン側のピン番号を示しています。 またカッコ内は、私のプリンタケーブルの場合の36ピンアンフェノールコネクタのピン配置です。 プリンタケーブルでの結線に注意して接続して下さい。 (6)無線機のKEY IN入力との接続方法(コネクタCON6)  (ZLOG CWインターフェースとして使用時)  機能      コネクタ6 無線機KEY入力コネクタ及び電鍵へ  ・0V      1番ピン  無線機のKEY INのグランドへ(3.5mmモノラルジャック)                 及び電鍵のグランドへ(3.5mmモノラルジャック) ・KEY IN  2番ピン  無線機のKEY IN入力へ(3.5mmモノラルジャック)                及び電鍵の出力へ(3.5mmモノラルジャック) (7)無線機のPTT入力との接続方法(コネクタCON7)  機能      コネクタ7 無線機マイクコネクタのPTT入力  ・0V      1番ピン  無線機のマイクのマイクグランドへ ・PTT OUT 2番ピン  無線機のPTT入力へ (8)パソコンのRS232Cコネクタとの接続方法(コネクタCON8)  (RS232Cコネクタを使用したSSTVソフトでPTT動作時)  機能      コネクタ8 パソコンのRS323Cコネクタへ  ・0V      1番ピン  RS323Cコネクタグランドへ ・PTT IN  2番ピン  RS323CコネクタのPTT出力へ (9)無線機からの電源+8Vとの接続方法(コネクタCON9)  (無線機から+8V出力が出ている場合)  機能      コネクタ9 無線機マイクコネクタの電源+8Vへ  ・0V      1番ピン  無線機のマイクコネクタのグランドへ ・+8V     2番ピン  無線機のマイクコネクタの電源+8Vへ (10)外部電源+12Vとの接続方法(コネクタCON10)  (無線機から+8V出力が出ていない場合)  機能      コネクタ10 外部電源+12Vへ  ・0V      1番ピン   外部電源+12Vのグランドへ ・+12V     2番ピン   外部電源の+12Vへ 4.周辺機器との接続方法 (1)パソコンと3.(3),(4)、(5)、(8)項に従って接続して下さい。 (2)無線機と3.(2),(6),(7),(9)項に従って接続して下さい。 (3)マイクロフォンへ3.(1)項に従って接続して下さい。 (4)外部電源と3.(10)項に従って接続して下さい。 5.調整方法 (1)無線機へのマイク出力の調整(VR1)   ・マイクロフォンと無線機を直接接続し、無線機のマイクレベルを調整し    ALCレベルをチェックしておきます・   ・次にマイクロフォンと無線機の間に本機を接続して、先ほどとALC    レベルが同じになるようにVR1を調整します。 (2)パソコンからのスピーカ出力から無線機のマイク入力へのレベル調整   ・パソコンのサウンドレコーダでマイクからの音声を録音します。   ・パソコンのサウンドレコーダで録音した音声を再生し、先ほどとALC    レベルが同じになるようにVR2を調整します。 (3)VOXレベルの調整(VR3)   ・パソコンのサウンドレコーダで録音した音声を再生し、再生中のみ    PTT出力がONになるようにVR3を調整して下さい。  うまくいかないときは、もう一度半田付け、部品の定数、位置、向きのチェック を行ってください。  もし分からない点がございましたら、下記までお問い合わせいただければ、 分かる範囲でお答えさせていただきます。     e-mail:jn2amd@jarl.com AMD−CQ Ver1.2の完成をお祈りしております