衛星通信ソフトウェアCALSAT32用
USB−FSIO使用トランジスタ出力ローテータコントローラ
AMD−USB−SAT−TR VER1.1の製作
衛星通信用ソフトウェアCALSAT32および、水平用・仰角用の
ローテータを使用して、衛星を自動追尾するためのコントローラを製作してみました。
コントロール用には、Km2Net社製のUSB−FSIOを使用し、パソコンのUSBポートから制御します。
ローテータとの接続用には、小信号トランジスタを使用し、ミニDIN8ピンコネクタを使用しています。
5個のLEDは、水平用ローテータの左右、仰角用ローテータの上下、電源を表示します。
電源は、USBコネクタの5Vを使用しています。
ローテータにより角度を示す出力電圧が異なりますので、レベル切り替え用の
ジャンパピン(X1、X2、X3)を、有しています。
タカチ電機工業製プラスチックケースSW−75または、アルミケースYM−80に収まるサイズとしました。
以前CALSATとUSB−FSIOの通信が、たまにうまくいかなくなることがあリましたが、Version 1.5.3(2014/01/03)で、
改善されているようです。
しかしながら、まだ完璧でないというレポートもあります。
![](usbsattr11top.jpg)
プラスチックケースSW−75に格納時 ケース内部
回路図のダウンロード
組み立て図のダウンロード
部品リスト
名称 | 品名 | 個数 | 部品番号 |
IC | USB-FSIO CHIP(Km2Net製) | 1 | U1 |
ICソケット | 28ピン300milタイプ | 1 | U1 |
IC | LM324 | 1 | U2 |
ICソケット | 14ピンタイプ | 1 | U2 |
コンデンサ内蔵セラミック発振子 | 20MHz | 1 | X1 |
抵抗 | 680-1.5K Ohm | 5 | R1,4,6,8,10 |
抵抗 | 4.7K Ohm | 4 | R3,5,7,9 |
抵抗 | 10K Ohm | 1 | R2 |
抵抗 | 10K-100K Ohm(同じ値) | 8 | R13-20 |
抵抗 | 100K Ohm | 2 | R11,12 |
トランジスタ | 2SC1815相当品 | 4 | Q1-4 |
ダイオード | 1S1588相当品 | 2 | D1,2 |
電解コンデンサ | 47uF | 1 | C3 |
セラミックコンデンサ | 1000PF-0.01uF | 4 | C5-8 |
マイラorセラミックコンデンサ | 0.01uF | 2 | C11,12 |
セラミックコンデンサ | 47-100PF | 2 | C14,15 |
セラミックコンデンサ | 0.01uF | 1 | C1 |
セラミックコンデンサ | 0.1uF | 5 | C2,4,9,10,13 |
コイル | フェライトビーズ等 | 1 | L1 |
LED | 3mm | 5 | LED1-5 |
ピンヘッダ | 3ピン | 2 | JP1,2 |
シュートピン | 2.54mm | 2 | JP1,2 |
コネクタ | USBタイプB | 1 | CN1 |
コネクタ | ミニDINジャック8PIN | 1 | CN2 |
ジャンパ線 | 錫メッキ線(抵抗等の足の切れ端使用) | 3 | J1-3 |
基板 | AMD-USB-SAT-TR Ver1.1 | 1 | PCB1 |
ケース | SW−75(タカチ電機製) | 1 | CASE1 |
ミニDIN8ピンジャックのピン配置は、下記です。
ピン番号 | 機能 |
1 | HOL-RIGHT |
2 | HOL-LEFT |
3 | VER-DOWN |
4 | NO CONNECTION |
5 | ANG-HOL |
6 | GND |
7 | ANG-VER |
8 | VER-UP |
オペアンプにLM324を使用した場合の飽和電圧は、4V弱ですので、ローテータのフルスケールを、3.6V程度に設定して使われるのが良いようです。
オペアンプにLM324の代わりに、ほぼ電源電圧まで出力が出せるレールツーレール(フルスケール)タイプ(例えば、NJU7044D)に、交換すると、
フルスケールの約5Vまで、ご使用いただけます。
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